Leather Studio SATO

スペインちょっと見てある記―その２ (1/3)

翌日空路にてグラナダに入りました。天気は上々で空からスペインの大地をゆっくりと眺める事が出来ました。南へ行くにつれ景色がどんどんと変わっていきます。バルセロナの辺りでは自然の緑が多く日本と似たような風景も見られたのに、その緑がだんだんと無くなり赤茶けた大地が剥き出しになりさぞかし乾燥しているだろう事が手に取る様に解りました。その中でグラナダに近づくにつれ、整然と植えられた緑の列がそこここに見られるように成りました。これはスペインの産物の一つであるオリーブオイルの為の木だと思われます。

飛行機は荒涼とした大地のなかの空港へと着きました。そこでは乾燥して肌を刺すような暑さが出迎えてくれました。空港はローカルのちっちゃな建物で手荷物が出てくるのものんびりしたものです。ここではゆっくりと旅を楽しもうと思い、まずはホテルで一休みとタクシーで空港を後にしました。

観光シーズンなのでホテルは街の繁華街からは外れていました。チェックインをしようとすると、ここでも英語がよく通じません。片言ぐらいしか話せないのですが、どうやらアルハンブラ宮殿に行くのなら入場制限があるから早く行った方が良いと言っている様でした。

嫁さんが前に来た時には入場制限なんかなかったそうで、つい最近、入場制限されるようになったのです。やはり宮殿の傷みがひどくまもる措置をとらないといけなくなったみたいです。とりあえずお茶でも飲みながら考え様と言うことで部屋に入りました。こんな時はやっぱり日本茶ですね、お茶を飲むと元気に成り一泊二日だから行ける所は天気の良い内に行っておこうということで宮殿へと出発しました。宮殿へ向かうタクシーではドライバーが無線で誰かと話しをし、宮殿へはまだ入れると教えてくれました。なんと親切。急いでチケットを買って入場、入ってしまえばこちらのもの。でもパンフレットを探すことも出来なかったので、どちらへ行けば良いのか迷いました。こういう時は人の行く方について行けばなんとかなるもので、小さな案内板と人の流れをたよりに行くことにしました。

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