Leather Studio SATO

スペインちょっと見てある記―その１ (1/2)

今回スペインに行くことにしたのは、嫁さんは何度かスペインには行った事があるのですが、私はまだ一度も行ったことが無いし、見たい所がいっぱいあったので、嫁さんの久しぶりにスペインに行きたいなの一言で決まりました。

６月上旬約10日間の予定で出発し、スイスのチューリッヒで一泊した後、バルセロナに入りました。ホテルに荷物を置くと直ぐに、憧れのガウディに会いにサグラダファミリア教会に直行しました。テレビの映像で見たあの教会ですが、思ったより小さく感じました。それもそのはず映像で印象に残っているのは空からの空撮であったりワイドレンズの映像だったからでした。でもやはりその姿には感動とガウディに対する尊敬の念を禁じ得ませんでした。建築物というのは直線あるいは円かその一部の曲線を使った無機質なものが一般的である様に思います。しかし、ガウディという人はその建築物をあたかも生き物の如く有機的に創造しています。でも、暮していた家はこぢんまりとした四角い箱に屋根を付けたような家でした。

ダリ美術館内

次の日はバルセロナから少し離れ所に有る「ダリ美術館」見学です。ダリも以前から興味を持っていたアーティストだったのですが、この様にトータルで作品を見る機会ははじめてでとても興味深く見て回りました。ダリはとても好奇心旺盛で気に入ったことであれば研究しそれを作品に生かしている事と、そのジャンルの幅の広い事（ガラクタから過去の名画まで）には驚かされました。私は、見るもの全てが面白くウキウキしていたのですが、嫁さんは興味が無いのか「ようわからん」の連発でした。その度に私は「わかったらダリになれる」の連発でした。ところで、ここに来るのに最初は鉄道の予定でしたが、駅まで行くタクシーの中で交渉がまとまりそのままタクシーでやって来ました。嫁さんが片言ながらスペイン語が話せたので色々と面白い体験ができました。タクシードライバーと嫁さんはダリは頭が変なんだ、きっとそうだそうだと息投合していましたが、

私は好奇心が強かったんだ変なんかじゃないと心の中で（スペイン語が話せないので）一生懸命叫んでいました。その夜、夜景の写真を撮るべく又サグラダファミリア教会に行きました。昼とは違って夜もまた独特の雰囲気を醸し出していました。ライトアップされている為に彫刻にあたる光が様々なグラデーションを生み出し神秘的な空気が漂っている様に思えました。

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